C820カメラ (QCAMFT2用)

→望遠鏡 

動作確認中の為、実際の測定には使っていません。
なのでQCAMFTで使用できるのか、まだ分かりません。
こちらを見てQCAMFT用に購入を検討されている方は
もう少し待っていただいた方が良いかも知れません。

1 エレコムのウェブカメラ C820ABBK/Eの中古を購入しました。

1/3型CMOSセンサーが使用されているので、今まで使っていた25mmレンズを使ってもF3ミラーが
測定できるのではないかと思い選びました。

だた調べるとオートフォーカスでマニュアルフォーカスには出来ないようです。
qcamft2用の改造で、ウェブカメラのレンズを外した時に動作してくれるか心配でした。

また製品外形が100mmあるため、、中の基板の大きさが分からないことも不安がありました。
QcamPro4000を使ったカメラ部品を使いたかったので、基板外形が60mmを超えると使えない
からです。

2 分解してみました。

裏蓋を外すには両端にある2本のネジを
外します。1本は丸いシールの下です。

基板は4隅のネジを外します。
中のM2ビス2本はレンズホルダの固定用
なのでまだ外しません。
外してもレンズホルダは取れませんでした。

基板の両端にマイクのコネクタがある
ので、四角い穴をピンで押して引っ張る
と抜けます。

3 レンズが付いた状態ではオートフォーカスになりますが、動作音はしますがどこが動いているのか
分かりませんでした。

Windowsのカメラアプリを使えばオートとマニュアルの切り替えができました。

レンズをねじって外すとレンズの後部に赤外線カットフィルターが組み込まれているようです。

4 左はQcamPro4000用に製作したカメラ
ケースですが、この前側のプレートを作り
交換します。
それ以外の部品はそのまま使います。

右は2mmのアルミ板に印刷した図面を
貼り付けて加工しています。
M2タップを2箇所忘れてましたので、
赤マークの2箇所追加工しました.。

     →カメラ図面

5 基板の4隅はM2皿ビスを使いました。
ここは無くても使えるとは思いますが、
念のため付けました。
基板穴が2.6mm位なのでM2ではガタが
大きいいため皿ビスにしました。
アルミ板と基板の間には左画像のように、
ボールペンの芯を5mmに切って使いまし
たが、M2が通らなかったので、C形に
切れ目を入れました(4隅に使用)。

基板中側M2ビスはウェブカメラのレンズ
ホルダに入っていたM2ナットを取り外して
あります。

6

qcamft用レンズにカメラを取り付けるパイプを作ります。

材料として用意したのは、左から順に、
 呼び径30 塩ビソケット(パイプの継ぎ手)
 呼び径50 塩ビキャップ
 呼び径40 塩ビキャップ

塩ビソケットを半分にして使います。

塩ビキャップは真ん中の呼び径50のものを使いました。右の40キャップは使いません。
理由は、丸い底面の厚さが50は約2.2.5mm、40は約3.1mmあったため、ピントの調整範囲を
確保するため薄いものを使いたかったからです。

7

塩ビソケットを半分に切って、両端の面をペーパーで平らにします。

♯120と♯400が手元にあったので使いました。

    →レンズ図面

8

キャップの面も平らにしたら(刻印など)、
キャップとカットしたソケットを貼り付けます。

接着剤はおもり替わりです。

接着したらキャップの外周をカットし、外形
を仕上げます。

9

図面を貼り付けて、穴位置にしるしを付けて
加工をします。

中心の四角穴はC820カメラのレンズホルダ
の逃がしです。
その左右の穴はアルミ板と基板を止めるM2
ビスがはみ出た時のの逃げです。
上下の2重丸はこの塩ビパイプにカメラを
取り付けるためのM3用ネジ穴で、筒の内側
に皿ザグリを入れます。

パイプの側面にはqcamftレンズとカメラの
中心を合わせるための調整用ネジ穴です。

10 塩ビパイプを塗装しました。

外周は手元に合った金色スプレーで塗装。中は艶消し黒です。
ミッチャクロンを吹いてからの塗装です。

11 25mmレンズにカメラを取り付けました。

手前側にLEDが飛び出していますが、まだ動作確認中なのでそのままにしています。
テスト測定するときはLEDを足からカットする予定です。

       
       
 
 


C820 基板寸法 メモ