QCAMフーコーテスターのXYステージは合板を使っていましたが、
反りも出てきたのでアルミ板で作り直す事にしました。
1 5mmのアルミ板を加工してXYステージの各プレートを加工しました。
大きさは12mm合板にの時とほとんど同じです。
レール部品もそのまま使います。
12mm合板から5mmアルミ板に変わるので、高さ方向は変わります。
背面図を参考にしてください。
2 2段目のプレートにX移動レール(左右方向移動用)を取り付けたところです。
3 1段目のベースプレートにY移動レールを取り付け、2段目にX移動レールを
取り付け、3段目にカメラプレートを取り付けています。上に乗せたカメラは
WindowsXP対応のQcam Pro 4000と25mmレンズを使ったものです。アルミ化によって見た目もよくなりました。
重量は増えていますが、動作には問題なさそうです。
USB対応制御ボックス
4 Windows98の時はQCAMFT基板とPCの接続はRS232Cケーブルでしたが、
WindowsXPになってからUSB対応のプリント基板がVegaさんのところで配布
される様にました(基板のみで部品は付きません)。この基板を使用し、アルミ板とアルミチャンネルでボックスを作りました。
USBハブを使ってコンパクト化と配線の手間を減らす
現在のQCAMFTはPCと制御基板、XYステージ(その上にカメラとナイフのLED)で構成されています。
電源には6V1.8Aのアダプタを使用。主なケーブル配線は電源→制御BOX
PC←→制御BOX
PC←QCAMカメラ
制御BOX←XYステージ
制御BOX→LEDこのようにPCのUSBにカメラと制御ボックスをつなぎ、制御ボックスとXYステージを
つなぐというのはちょっと面倒です。制御基板を小型化し、USBハブを使えば配線が簡単になり、測定準備も楽になりそうです。
PCからUSBハブにつなぎ、USBハブからカメラと制御基板に接続して動作を確認したところ
問題なかったので、USBハブと制御基板をXYステージに組み込むことにしました。
5 小型化した制御基板 Win98で使用していたパーツを
流用しました。6 制御基板の裏側です。 電気工作は苦手ですが、動作
しました。
7 USBハブも基板に貼り付けました。
8
XYステージ1段目に何とか組み込めました。
上のLED電源はカメラを交換したときに差し替えますが、それ以外は挿したままです。
9
10 変更後の主なケーブル配線は
電源→XYステージ
PC←XYステージだいぶ楽になりました。