31cm 主鏡セル製作

→望遠鏡


 

主鏡セルは10mmのアルミ板で作ります。

アルミ板を鏡筒内径よりわずかに小さく切ります。
写真は作業台の裏に取り付けたジグソーで、2mmの釘を軸にして
丸く切っているところです。
ジグソーの刃には木工用(アルミ用ではない)の曲線切り用を使いました。
これは普通のアルミ用の刃では綺麗な円か切れないと判断した為です。
しかし木工用の刃ではギザギザの山が大きく、そのままでは危険と思い、
砥石で刃先を軽く削って切れ味を落としました。
切削油には家にあった2st OILで代用しました。
直径368mmを切り終えるまで正味一時間以上掛かってしまいました。

切り終えたアルミ円板を鏡筒に入れて見ました。

ピッタリ収まりました。

セルは9点支持にします。

光軸調整穴、鏡押さえ、9点支持板その他必要な穴や基準線をけがき、
穴の中心位置を正確にポンチで打ちます。

セル部品にはアルミ板やアルミアングルを使います。

けがいた後、ポンチて穴位置を打ちます。

穴開けや切断を間違わぬよう、マジックで書いておきます。

セル部品を加工しました。

上の左から鏡外周押さえ(t4)、鏡面押さえ(t2)、鏡外周受け(t3)
下は9点支持板(t3)です。

仮組みしてみました。

鏡の外周は6ヶ所で受けます。
鏡面も6ヶ所です(まだ未加工部有り)。

※鏡ガラスには研磨用のハンドルが付いていた為、盤ガラスを取り付けて
有ります。

鏡面押さえをRに削ります。

金鋸で切って(左)、ヤスリで
仕上げます(右)。

セル取り付け金具を作りました。

材料は50mm鉄アングルです。
厚みは4〜5mmで、鏡筒取り付け面を筒の内面に合うように削ります。
ネジ(M5)加工は、筒にの穴に合わせて開けました。
セル取り付けネジ(M8)加工は、本金具を鏡筒に固定しセルを筒に入れて
セルネジ穴に合わせて開けました。

鏡筒の内側に金具を取り付けたところです。

これでほぼ出来上がりました。

10 セル金具を黒く塗装します。
11 セルを組み立てて見ました。

無メッキ鏡が入れて有ります。

 

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