30cmF6 研磨 (砂ずり)

→望遠鏡 


1 2010年11月

NGWより注文していた鏡材が届きました。
12インチTHIN PYREX MIRROR BLANK 2枚です。

F4カセ主鏡とF6ニュートン用です。

2 直径305mm板厚38mmです。

本当は12.5インチを頼んであった
のに・・・
まあ、良い方に考えて、こちらの
方が軽くて良いか。

外周も綺麗に研磨されていて、
欠けもありません。

3 2014年8月

ダイヤモンドツール(ダイヤモンドカッター)で粗削りです。
水をかけながらの作業なので、白いガラスの粉が飛び、服が濡れてしまいますので
夏の間にしておきます。

※ここはF4とF6用を同時に進めましたので、画像は共通です。

4 F6主鏡(FL1800)は中央を3mmほど(計算では3.23)の深さに削ります。
PCD100の球面計で凹0.345〜0.35です。

F4主鏡(FL1200)は中央を4.5mmほど(計算では4.85)の深さに削ります。
PCD100の球面計で凹0.52です。

5 2014年9月

#80

31pでも使った16p鉄皿で面を均していきます。
鉄皿に使っていない15pガラスを貼り付けています。

6 ♯80

16pて鉄皿で面を均していきます。

球面計で深さを測ると凹0.36〜0.37mmあったため、目標の0.345〜0.35になるように
周囲を削ります。

この鉄皿は平面なのですが、周囲がいくらかRに摩耗しています。

7 ♯80

3時間以上すって球面計で凹0.35mm程度になりました。
これで鉄皿は終了です。

8 2014年11月

ここからは全面ツールの盤ガラスで共ずりします。

このガラスは31pで使用したFL1400のガラスなので直径が317mmあります。
すこし曲率が違いますが、これで作業します。
表面は井形に溝を入れておきます。
砂目が均一に回るようにです。

※表面に凸0.535/100と書いてありますが間違いです。凸0.46程度ありました。

9 ♯80 TOT

凸0.42程になりました。

10 ♯80 TOT

1時間半ほどで
凹0.345
凸0.39程になりました。

♯80は終了です。

11 ♯120 TOT

ポツ(点傷)に悩まされながら
こちらも1時間半ほどすりました。

凹0.35〜0.355
凸0.36程になりました。

12 2014年12月

♯220 TOT

ポツに悩まされながら2時間以上すりましたが、中央よりやや手前の異物が
出てくる前に終了することにしました。

13 2015年5月

他の鏡も同時進行していいた
ので時間が経ってしまいました。

♯320 TOT

25分ほど経ったところで鏡と盤が
張り付きましたが、30分程水に
浸けて剥がれました。

50分すって終了。

14 ♯500  TOT  15分

中央付近と手前鏡周付近に異物が気になります。

   
 

鏡周付近の異物

中央付近の異物

 
 

不安があるので、諦めて荒ずりに戻ります。

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